はじめに
「その2」で防衛機制と課題として発達段階を関連づけて考えようと着想していた。最近、一旦マズローの欲求段階説と関連づけることでちょっと広がる気がしているのでメモしてみた。今回は内容的には短い。普段よりメモ的だ。
説明すると、欲求を満たせない場合、防衛機制が働く、僕は欲求と防衛機制の組み合わせ一つの単位として人間を理解できないかと、現在考えている。
関連リンク
着想の説明
低次欲求 | |
1段階 | 生理の欲求 |
2段階 | 安全の欲求 |
3段階 | 社会欲求と愛の欲求 |
高次欲求 | |
4段階 | 承認(尊重)の欲求 |
5段階 | 自己実現欲求 |
*参考元 自己実現理論 ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典 2017/06/03
現時点でこの、マズローの欲求5段階をむしろ、発達段階であるように考えており、低次の「生理的欲求」に関する固執がフロイトの言う「口唇期性格」「肛門期性格」「男根期性格」を形成するワケだから これが基礎となるのだろう。
「安全の欲求」「社会欲求と愛の欲求」「承認(尊重)の欲求」に関する固執と幾つかの防衛機制を掛け合わせれば類型を作れるのではないか? 欲求に対する固執で基礎性格を肉付けできるのではないか?
例えば、あたかも自分の事のように、他人のことを自慢し、強いては自分の事として話すような人物に関して「承認(尊重)の欲求」に関して「取り入れ」の防衛機制を働かせているという解釈をするわけだ。(取り入れを行い利用することで承認を満たすので)
まとめ
この時一つ一つの行動を分解するのには、防衛機制と対にするものとして、マズローの欲求段階とは別に「発達段階」を持ち出すこともやっぱり可能かもしれない。
色々思索や人間観察を進めると、対象となる人物が好んで行う「防衛機制」を発見するかもしれない。それは「その5」で考えた「循環」の要素をなしているかもしれず、論理的な背景をその人物の中に持つかもしれない。