Lesaria の Multiple-Choice

最近、本買いログがメインになっています。たまにPCやガジェットに関して記事にします。

Raspberry Pi3 用に USB-DAC FX-AUDIO X5J ~設定編:MPDの再生をUSB-DACから~

 

以下の構成

 I.認識してる?

 II.デフォルト化 

 III.MPDの設定

I.認識してる? 

 USBにつなげば別段簡単に認識してくれます。ちなみに我が家のRaspberryPi 3 はRaspbianです。まずは認識しているか調べましょう。

cat /proc/asound/cards

pi@raspberrypi:~ $ cat /proc/asound/cards
 0 [ALSA           ]: bcm2835 - bcm2835 ALSA
                      bcm2835 ALSA
 1 [series         ]: USB-Audio - UCAM-DLN130T series
                      Alcor Micro, Corp. UCAM-DLN130T series at usb-3f980000.usb-1.2, high speed
 2 [DACX5J         ]: USB-Audio - NFJ Hi-Res USB DAC-X5J
                      FX-Audio- NFJ Hi-Res USB DAC-X5J at usb-3f980000.usb-1.3, full speed
    

 うちだと、こうなります。1はWebCamの音声入力(と思う)。2が今回購入したDAC。多分USB機器が他に接続されていなかったり、挿す場所が違うと、1に来たりすると思います。0はこれ、オンボードの音源ですね。

 

II.デフォルト化

 先に説明しておくと、MPDの出力設定は独立しています。DeskTop環境のデフォルト音声出力に関する設定方法になります。RaspberryPiの音の再生をUSB-DACに回すには一番簡単な方法が多分以下。

1.Audio Device Settings を開く

f:id:multiplechoice:20170305201518p:plain

2.サウンドカードを選択

f:id:multiplechoice:20170305201753j:plain

3.Make Default 押下。これで、DeskTop環境の音は、USB-DACに回ります。

f:id:multiplechoice:20170305202004j:plain

ただこれだと、DACがUSBからハードウェアのVoulmeを操作する方法を持ってない様子で、DACのフロントの摘みを手で操作しなきゃいけなかったです。このあたり、解決する方法は不明。あまり掘り下げませんでした。というのも…。

 

III.MPD の 設定

 まぁ僕はDefaultの音声をDACに変更する必要はありませんでした。MPD(Music Player Deamon)の音声をUSB-DACに回せれば良く、全く設定的に独立していました。
まずは

aplay -l を実行

 

aplay -l
**** ハードウェアデバイス PLAYBACK のリスト ****
カード 0: ALSA [bcm2835 ALSA], デバイス 0: bcm2835 ALSA [bcm2835 ALSA]
  サブデバイス: 8/8
  サブデバイス #0: subdevice #0
  サブデバイス #1: subdevice #1
  サブデバイス #2: subdevice #2
  サブデバイス #3: subdevice #3
  サブデバイス #4: subdevice #4
  サブデバイス #5: subdevice #5
  サブデバイス #6: subdevice #6
  サブデバイス #7: subdevice #7
カード 0: ALSA [bcm2835 ALSA], デバイス 1: bcm2835 ALSA [bcm2835 IEC958/HDMI]
  サブデバイス: 1/1
  サブデバイス #0: subdevice #0
カード 2: DACX5J [NFJ Hi-Res USB DAC-X5J], デバイス 0: USB Audio [USB Audio]
  サブデバイス: 1/1
  サブデバイス #0: subdevice #0

 

次に、MPD は mpd.conf で 出力を指定するという事で以下を実行

 

sudo vi /etc/mpd.conf 

 

他にも「audio_output」のある行に、以下を追加、type は "alsa" name は 任意。
device は"hw: まで固定で、aplay -l の結果のカード番号とデバイス番号を書きます。"hw:2,0" って具合です。カード番号はデバイス名でも可能だそうです。ハードウェアがUSB経由での音量制御に対応していない様子ですので、mixer_typeは "software"としました。(こうすれば、MPCからのボリュームコントロールが有効になります)

 

audio_output {
    type       "alsa"
    name       "DACX5J"
    device     "hw:2,0"
    mixer_type "software"
}
    

 

↓以下を参考にしました

mpcbridge|サウンドデバイスの認識とmpdの設定

 

その上で、再起動、または

sudo /etc/init.d/mpd restart で mpdだけ再起動しましょう。

そうするとですなぁ。MPCから、選択できるようになっておりUSB-DACから再生できます。

 

f:id:multiplechoice:20170305205212j:plain

 *画像はWindows側でラズパイのMPDをコントロールしているGMPCのモノ

これにてMISSION COMPLETE.晴れてPCなしで満足のいく音質で音楽が聴ける夢の生活でございま~す。

 

multiplechoice.hatenablog.com