■前書き
以前に、世界の総価値が不変か保存されるかを考えた。時間の経過とともに、少しまとまった。そもそも価値をもたらすのは生命に代表されるような世界に価値を与える存在が必要だ。脇道になるが、生命が生命であるだけで、世界に価値を与えるかは議論の余地があるだろう。適者生存を持ち出すならば、生命がそこにいるのは残るべきもの残っただけに過ぎない。「生命が世界に価値を見出す」には、適者生存の結果、その段階まで淘汰される必要がある。あるいは、それを価値と認識して自覚的に生を選択するようになるべきだとかなんとか。
■整理
話を戻して、世界の総価値が不変か保存されるかをツラツラ考えた結果。結局、世界に内包される価値をもたらす主体として社会を想定した。なので話は地球を閉鎖系として考えたとき、社会から見て、自らを含めて世界の価値は不変だったり、保存されていたりするのかという話になる。(注1:自然科学的には、太陽光からのエネルギー供給があるので、完全は閉鎖系ではありません)前回はこれを「リソース」「エネルギー」や「資源」(注2:前回資源をリソースとしてエネルギーと分けてたけど、リソースでまとめます)が社会にとって技術的に取り出すのが困難になる可能性を指摘して、詰みうるので、社会にとって世界の価値は不変ではない。「あれ、これ熱力学の第二法則のエントロピーの増大から考えて自明だよね(汗」というのが結論でした。
で趣味で生活にも仕事にも関係ない事について考える間抜けなおっさんとしては、「これあれだよね、「リソース」って熱じゃねよな。一緒くたってどうよ?」と、今日思ったわけですね。でも結論は変わらず、社会が科学技術を発達させることが追いつかなくなり「取り出したことで変質した結果物」から取り出せなくなるとやっぱり詰む。
■これから考えてみたいこと
さてここから興味が、この「社会と世界のセット」はどういうときに「詰む」かとか、社会に何が起こった時、世界の価値は増大するか。ところに向かいつつあります。具体的に考えると、シェールオイルは世界から取り出せる資源が増えたので世界の価値は増えます。これに石油安による、シェールオイルからの各企業の撤退なんかを上の理論に位置付けれないかなと妄想したりするわたくし。懸命な皆さまは趣味でこんなこと考えて無駄にお時間潰すことのないよう(笑 てな挨拶をして今日の記事は終わりです。
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