読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Lesaria の Multiple-Choice

とりあえず、日記がメインのはず。最近では、小説を公開したり、聴いた音楽や考えてることについて話してます。

第二話 長いお別れ シーン16 長いお別れ

ロートルは、おっかなびっくり歩くのを見かねて、八神幸子が説得したため、事務所に残った。彼女の白いセダンで、二人、新宿MSビルに向かう。 私の持つ、新宿駅西口のイメージと言えば、どこが地上か判然としない高層ビル群と言ったところだ。駅から地下通…

第二話 長いお別れ シーン15 わずかな希望

川原瞳のベッドの上。彼女の部屋の天井を眺めながら、自己の同一感に若干の揺らぎを感じつつ、横たわっていた。エリカから届いたメールの内容でシャーロックは予定通り、事態が進んでいる事を確信した。腹の上で両手を合わせて三角形を形作る。そして、アダ…

第二話 長いお別れ シーン14 鏡の虜囚

「よくこちらがお分かりになりましたね」 吉川夏雄は、私と格闘した野沢を一脚だけある椅子に座らせると、傷の消毒を済ませ、背中に近くで買ってきた湿布を張りながら言った。狭い部屋に匂いが充満する。 レナは壁に寄りかかり、いつもの調子で本を読み始め…

探偵少女エリカと拡張された事件簿 主要登場人物

主要登場人物 宮村エリカ 主人公。高校一年生。文月探偵社の押掛けて雇えと詰め寄る。高飛車で所長をからかって嘲笑う。舞台となっている時代にはありがちな、遺伝子的改変されたデザインチャイルド。頭はいいが、勉強には退屈している。 文月レナ 文月レナ…

第二話 長いお別れ シーン13 吉川夏雄

パンツ・ルックのスーツを物理身体《フィジカル》に重ねて、私は、朝から、新宿のホストクラブの入り口によくある顔写真を確認した。どこも空振りだったケド。新宿近辺の賃貸情報をネットで検索結果を参考に、新宿周辺の公団やアパートの多い住所を絞って聞…

第二話 長いお別れ シーン12 善意の協力者

マンションの外廊下は、日がくれてもまだ暑い。8月は昨日で終わったが、まだ夏なんだと思う。自宅の情報を表示するアプリでは、当然、母はまだ帰宅してない。玄関を開けると廊下の先で、暗い居間に明かりが灯る。 少し弱気になって、エントランスの通過で灯…

第二話 長いお別れ シーン11 いけすかないガキ

俺は、事務机に座って紫煙を吐き出した。コルセットのせいで妙に正した姿勢で。最初は、せめて肘を着こうとしたが、背筋が曲がって腰に響く。おかげでこんな有様だ。 レナは、部屋の端で、学校の制服を着たまま、本に目を落としている。愛想は兎も角、自分の…

一話終了記念座談会@Second Life (16年1月31日 開催)

前書き 拙作、「探偵少女エリカの拡張された事件簿」第一話 女子高生には向かない職業 終了記念の座談会のログになります。え~本来、一話と二話の間に公開するはずでした。言い訳をしますと、ログをブログの記事にするために編集するのが面倒で、手を付けず…

第二話 長いお別れ シーン10 幸せの準備

坂口春香は、娘が友人とした会話をログで追い。幸い、気付かれてはいないことに安堵した。吉川が家を出てから、アリスは反抗的で、不安定だったし、落ち着いて言うことを聞くようになったと思えば、心を閉ざして演技しているように思う。流石にそれを感じな…

第二話 長いお別れ シーン9 ラ・フルール・ドゥ・ソレイユ( la fluer du soleil )

ビルのエントランス。自販機で買ったペットボトルのミネラルウォータ。それを片手に外にでる。そのまま左手を持ち上げると、視界の隅に時刻が表示された。16時。9月に入って1日目。残暑というには十二分に蒸し暑い。橋田との会話を思い返しながら、地下…

第二話 長いお別れ シーン8 日本橋のオフィス

神崎と面会した建物には学食があり、私はそこで遅めの昼食を食べていた。拡張現実でスーツを重ねていたからだろう。学生が私の前にメンチカツ定食の乗ったトレイを前に置き、親し気に声を掛けてきた。 「君はもう内定もらえてるの?」 小野田と名乗り、清潔…

三連休と、絵とか黒歴史とか(苦笑)

■土曜日 朝からスポーツクラブで、バイクを漕ぎながら「重版出来」の第三話を視聴。サイゼリヤで食事を挟んで、もう一時間。そのまま茶飲み友達を呼び出してお茶。帰宅後は Raspberry PI3 をいじり、PhatntomJSをインストール。この前、自分でコンパイルした…

第二話 長いお別れ シーン7 偽りの部屋

「シャーロック、準備は上手く進んでいる?」 吉川アリスは品川の自宅で勉強机の椅子に腰かけて窓の外を眺めながら、通り過ぎる新幹線の音を聴いた。そして彼女が拡張現実《アストラル》による来客を振り返りそう訪ねる。声は不安気に響いた。 「ええ、大丈…

第二話 長いお別れ シーン6 母の思惑

「まぁ、娘の遺伝子をデザインしてやれるなら、それはそうか」 俺は腰を庇って曲げながら、高級そうなタワーマンションを見上げ、自分でも器用と思うような姿勢で呟いた。 あの後、道中、流石に揺れる電車の中で立ったままでいるのはリスクだった。なので、…

第二話 長いお別れ シーン5 高田馬場

今朝、高田馬場にある、2DKの我が家《アパート》で目を覚ました。隣の部屋をのぞくがレナは始業式に出かけた後のようだ。枕元の灰皿と畳に敷いた布団をそのままに、顔を洗いに洗面所へ向かう。通るダイニングキッチンの中央に食卓。壁際にスーパーのレジ…

第二話 長いお別れ シーン4 二人の教授

「まるで、双子みたいですね」 四ツ谷で地下鉄に乗り換えた私は後楽園で降りて、神崎の研究室を訪ねていた。入って正面に開口の大きな窓がある。見えるのは遊園地のジェットコースターやドーム。執務机は景色が見えるように置かれており、神崎は椅子ごと振り…

ラズパイの取り組み&執筆の幕間

昭和元禄落語心中(1) (ITANコミックス) 作者: 雲田はるこ 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2012/09/28 メディア: Kindle版 購入: 3人 クリック: 2回 この商品を含むブログを見る ■土曜日 ラズパイの取り組み 日が天中を過ぎた頃に起きだして、昼食に…

第二話 長いお別れ シーン3 最初の一手

〔長い間お疲れさま。夏雄の頑張りは大学時代から知ってるので、今回の廃業残念です。ひと段落ついたら、久しぶりに呑みましょう。神崎 賢哉〕 私も利用している実名制のSNSで、吉川夏雄の名前を調べた。2月中旬に会社の廃業の挨拶があったが、その悲痛…

第二話 長いお別れ シーン2 生きた花園

「ビジネスじゃないだと? 前にも言ったが、探偵業は子供の遊びじゃない。そうやって、ルールを無視して情に流されたら、どうなるか分かって言ってるのか?」 ため息の後、一考した様子で釘を刺すように、不良老人が言う。私は保護者気取りが癇に障ったので…

探偵少女エリカと拡張された事件簿 第二話 長いお別れ(全16シーン 完結)

■探偵少女エリカと拡張された事件簿 ・第二話 長いお別れ(全16シーン 完結) シーン1 鏡の国の娘 最終改訂 2016/04/13 シーン2 生きた花園 最終改訂 2017/02/12 シーン3 最初の一手 最終改訂 2016/05/05 シーン4 二人の教授 最終改訂 2016/06/06 シー…

第二話 長いお別れ シーン1 鏡の国の娘

彼が居間のソファーに座ってTVを見ている時。近づいて行くと膝の上に乗せられた。私はそれが居心地よかった。だから帰ってきてスーツを着替える時から傍にいて、ソファーに座るまで後をついていった。 部屋の床に座っている彼の背中をよく登った。さしずめ…

文章を書いてすっきりしたかったので書いた日記

■土曜日 金曜日の晩はついつい、宵っ張りになるんですが、早めに入眠。とはいっても1時だけど、休みだしゆっくり起きようと目論んでいました。5時半に目がパッチリと開いて、そのままタブレットでネットしたり、本を読んだり。その結果。土曜日は頭がハッ…

連休四日間のダラダラな生活

■四日間 11日の祝日に始まり、12日を有給にしていたため、4間日お休みを頂きました。10日の晩、Second Life にインした後、明け方の4時まで起きていたため、11日は友人とお茶に出かけるまで、食事以外は寝て過ごし、帰宅後ももう一度入眠と行った有様。12日…

探偵少女エリカと拡張された事件簿 第一話 女子高生には向かない職業(全17シーン 完結)

■探偵少女エリカと拡張された事件簿 ・第一話 女子高生には向かない職業(全17シーン 完結) シーン1 エウレカ 初版 2015/05/06 最終改訂 2015/12/30 シーン2 赤毛の少女 初版 2015/06/06 最終改訂 2016/02/11 シーン3 ちょっとした賭け事 初版 2015/06…

第一話 女子高生には向かない職業 シーン17 東京は夜の七時

「さすがですな、知られたく無いところまでご存じだ」 平澤が苦笑する。いろいろ考えたが。俺は現実的な答えを返すことにした。そしてもう一本取り出して火を点ける。「雇ってはやれんな」 そういって紫煙を吸い込んだ。「どうしてよ、あんたより早く黒幕を…

第一話 女子高生には向かない職業 シーン16 有為転変は世の習い

「なるほど。となると坂田はあんたらの共犯てワケだな」 俺が訪ねると他愛無い事のように答えた。「そうなりますね」「あんたらに脅されてた。そんなところだろう。幸福になろうとするならば、節制と正義とが自己に備わるように行動しなければならない」「ソ…

第一話 女子高生には向かない職業 シーン15 夏の夜の夢~後編~

俺は銃を片手に、扉を開けてワンルームの部屋に飛び込んだ。まず目に入ったのはスーツを着た男。左手にチョーカーを持ち。右手でサイレンサー付きのピストルを突きつける。相手は椅子に座る八神幸子だ。彼女はこちらに気付いて叫ぶ。「太一さん。今すぐ逃げ…

第一話 女子高生には向かない職業 シーン14 夏の夜の夢~前編~

八神幸子を追って人通りの少ない暗い路地に入る。すぐに、以前レナに渡されたスニーク・アプリの効果対象にガキを加える。 <承認しろ><なにこれ? こんなもの承認するわけないでしょう?> 予想された反応だ。他人からの外観制御を承諾するのは、親から要…

第一話 女子高生には向かない職業 シーン13 八神幸子

俺は思っていた。ここ江上吟こうじょうぎんに現れるだろうと。それはガキも同だろう。しかし自分から関わって来たのは意外だった。 「お二人はどんな仕事をされているんですか」「簡単に言うと、便利屋でしてね。こいつは助手です」「じゃあ今日はお仕事の帰…

第一話 女子高生には向かない職業 シーン12 江上吟の酒

ナビの情報を共有して、先を歩くガキを追いながら日の暮れた新橋を銀座に。二人して地面に描かれた矢印を追う。意外なことにガード下の店の間に通路があり、山手線の高架下を線路と並行して伸びていく。まるで狭い坑道の左右に店が並んでいるような錯覚を覚…

睡眠する黒猫のミスリード

■48時間耐久睡眠 一週エントリが空いてしまいました。なぜかというと、寝込んでました。2日に帰宅して38度発熱。いきなりこれならもう治まるだろうと、3日出社して帰宅。38度発熱。金曜日の朝通院してから出社。抗生剤をもらって、良くなるだろう。…

第一話 女子高生には向かない職業 シーン11 差し込みの仕事

私が江上吟こうじょうぎんを検索すると、都内に同名の飲み屋は、一軒だけだ。平澤の言うとおり、銀座にあることが分かった。山手線の車中、通路を挟んで向かいに座るロートルの姿が、渋谷で乗り込んで来た人々の合間から時々見える。恵比寿を過ぎたあたりで…

日記と書いてる小説の裏話的ななにか。

■土曜日の感想 土曜日は食事友達と3人で神保町の青蓮で食事。サイゼリヤで時間を潰して帰宅。その時、「女子高生には向かない職業」を読んでもらい感想を頂いた。攻殻機動隊と似た世界観である点で、二番煎じであることと、その世界観の導入での説明不足を…

第一話 女子高生には向かない職業 シーン9 親不孝な娘

私の倍ほども背丈のあるロートルの後をついて大手町に戻る。右手で背中に吊るす背広が揺れる。前方を確認し難いったらない。西の日比谷通りはもう少し人通りがあるのかもしれないが、私達しかいない。オフィス街というものは、この時間帯は普段もこうなのだ…

第一話 女子高生には向かない職業 シーン8 五菱重工の上司

坂田は明るい灰色の涼しげなスーツ姿だった。タイは青系のストライプ。ボタン・ダウンのワイシャツを着ている。助手に三人分のアイスコーヒーを買いに行かせる。音声チャットでフェアじゃないと喚くので、物理的《フィジカル》な会話を共有した。 挨拶を交わ…

偽りの問題と赤毛の少女

■日記(偽り) 昨日、土曜日は朝11時頃からスポーツクラブ、バイクを漕ぎながら、「ルパン三世」を二話消化。「偽りのファンタジスタ」「生存率0.2%」良いさじ加減、特殊技能系の嘘もそこそこ抑えられ良い味となっている。個人的にはケチを付けるにしても…

第一話 女子高生には向かない職業 シーン7 大手町のカフェ

悩ましい。ここのコーヒーチェーンのアイスはなかなか美味しいのだ。レジ・カウンター横の冷凍庫を覗き込む。「8月のフレーバーまだ食べて無かったのよね」 つい口にでる。辺りを見回して、禿がすでにコーヒーとサンドイッチを盆に乗せて席を探しに行ってる…

第一話 女子高生には向かない職業 シーン6 龍土町の弁護士

俺はその男なら何かしら相談を受けているかもしれないという奥さんの言葉をあてすることにした。旦那とは幼なじみで、今でも一緒に飲み歩くある仲だそうだ。千代田線を乃木坂で降りた。美術館の大きな建物の裏手に、かつて龍土町と呼ばれた一角があり、男は…

第一話 女子高生には向かない職業 シーン5 依頼人

私達を出迎えたのは、拡張現実《アストラル》に現わされた、整った造形、ネクタイに半ズボン姿の少年。「どうぞお上がりください」と促す。スリッパが二足並べられており、禿頭の後に続いて、努めて、馴れているような顔つきでパンプスを脱いでお邪魔する。…

眼鏡とディールと内緒の話

■眼鏡(日記) 土曜日は整体+足裏マッサージを受けてリフレッシュ。六本木まで出てフリホーレスで食事。いつものブリトー・ボール。そこから六本木一丁目。ホテル・オークラを見ながら、桜田通りを北上。桜田門を潜って、二重橋を横目に北上。神保町で古本…

第一話 女子高生には向かない職業 シーン4 お気に召すまま

月曜の朝10時過ぎに、経堂の改札を出ると目の前にガキが腕組をして待ち構えていた。さて、どうしてこんな成り行きになったのか。1日半経った今でも納得が行かない。昨晩の酒が抜けきらぬ頭で思い巡らす。一昨日と同じく、実に偉そうだ。ちょっとの間だけ、目…

第一話 女子高生には向かない職業 シーン3 ちょっとした賭け事

部屋に入った探偵を目で追うと、ドアの右手に離れて置かれた、床からまっすぐに伸びあがったコート掛けからハンガーを手に取る。木製で良く使いこまれている。調度として趣を壊しているのは途中で当て木をして補修されているところだ。 扉の正面、窓の外には…

第一話 女子高生には向かない職業 シーン2 赤毛の少女

ついてない一日だった。昨日の荒事が深夜だったので、起き出したのが昼過ぎ。事務所に向かう途中で日射しを避けて寄ったパチンコでは、どんどん玉が吸い込まれた。次の雀荘では裏ドラまで乗ってて、振り込んだら箱点。だいたい九連宝灯なんて上がれる手かよ…

落書き小説「ルミエール」

「ルミエール」 あの頃の私は胸の中の狂おしい熱に、心が焼けつき、ただれて、それを冷やす無駄な努力をしていた。有り余る金に物を言わせ、毎晩のように女性達と酒を煽る。ブガッティで繰り出し。早い時間はクラブでモエシャントン、ドンペリ、クリュグ。そ…

第一話 女子高生には向かない職業 シーン1 エウレカ

大小のビルの間から、渋谷の狭い夜空から月が覗く。道玄坂に抜けるはずの路上でクロエは私に支えられながら、目を輝かせて大きな声で言ったのだ。 「今夜のムオトはきっと今世紀最高の選曲だったんだわーー!」 最後の方は叫んでた。 彼女は酔っていた。人生…

公開小説一覧

■落書き小説 「小さくなったドラえもん」 初版 2015/04/19 「ルミエール」 初版 2015/05/23 ■探偵少女エリカと拡張された事件簿 第一話 女子高生には向かない職業(全17シーン 完結) 第二話 長いお別れ(全16シーン完結) ※ 2016/04/16 第一話へのリン…

落書き小説 「小さくなったドラえもん」

「小さくなったドラえもん」 ドラえもんが小さくなった。気がついたのは今だけれど、テレビに映るその大きさが半分ぐらいになった印象を受ける。よくよく見ると作画上のズームの問題ではなく、明らかに他の登場人物との対比上の問題に思う。漫画の絵柄が巻数…